【忍者】単体相手に使うなら『雷遁の術』VS『土遁の術』どちらなのか

※コメントにてご指摘をいただいたので追記修正中です。しばらくお待ちください※


今回は単体相手に使うなら『土遁の術』と『雷遁の術』、どっちが強いのか・・・に関する個人的な考察です。

しばらく前に零式で『土遁の術』をよく敷く忍者さんと遭遇し、「『土遁の術』の方が『雷遁の術』よりも強いと聞いた」と仰っていたので調べてみたところ、このロドスト記事に行き着きました。

Hekomi Unbalance 日記「教えて!単体土遁のホントのところ」 | FINAL FANTASY XIV, The Lodestone
Hekomi Unbalanceの日記「教えて!単体土遁のホントのところ」ページです。

非常に詳しい考察をされているので、興味がある方は一度目を通してみると面白いと思います。確かにこの方の仰るように、ダメージ計算だけを見れば『土遁の術』>『雷遁の術』になります。ただ記事の終わりでご本人も仰っていますが、

土遁は敵の足元に設置して24秒間乗っている必要があるため使いどころを選びますし、だまし中の雷遁を土遁にするとだましに収まらないスキルがでるかもしれません。

引用:Hekomi Unbalance 日記「教えて!単体土遁のホントのところ」 | FINAL FANTASY XIV, The Lodestone

ここは忍者を使う上でかなり繊細で重要なポイントです。

そして「どちらが強いだろうか」と火力にこだわるのであれば忍者として絶対に考えなければならない、避けては通れない部分でもあります。ここを考えずに脳死で「『土遁の術』の方が合計ダメージが高いから単体でも『土遁の術』でいいや」となるのはちょっと待った、です。

私は「FF Logs」でも忍者でPerf99/ピンク出したことないし、最高でもaDPS98/オレンジなので本当にトップクラスの忍者!ってわけではないのですが。

一応は「希望の園エデン零式:共鳴編」で最終的に全体ASP75位、Gaia20位、Best Perf. Avg96.7(上位3.3%)だったのでそこまでド下手な忍者でもないだろう、ということで忍者に関するちょっとコアな話題を掘り下げます。

「単体相手に『土遁の術』」は推奨しません

結論からいうと、『土遁の術』の単体使用は「状況次第でアリともナシとも言える」けれど「単体相手なら99%『雷遁の術』でいい」というのが私の答えです。

「状況次第で」と言いましたが、もっと詳しくいうと「状況判断ができない、あるいは判断が難しい場面なら全部『雷遁の術』でいい」と思います。

なぜ合計ダメージで勝る『土遁の術』よりも『雷遁の術』を勧めるのかについては、

  1. 単発(1回)で攻撃が完結するので撃ち漏らしがない
  2. 2印の忍術なのでGCDロス、ずれが起きるリスクが低い
  3. 火力トップ層はコンテンツ中に単体相手に『土遁の術』を使っていない

この3点からです。

総合的に「単体相手に使うなら99%『雷遁の術』」でいいと考えます。

単体相手なら『雷遁の術』の理由①攻撃が単発か完走前提か

まず冒頭で挙げさせていただいたロドストの記事で検証されていた内容について、私も木人で検証を行いました。

確かに着弾時のダメージがついた分、合計ダメージは

『土遁の術』着弾ダメージ(威力100)+DoT完走(威力100×8)>『雷遁の術』(威力800)

となっていました。さらにDoT1回ずつ(合計8回)についてもそれぞれクリティカルヒットなどが発生するため、総合ダメージだけで考えるなら単体相手であっても『土遁の術』に軍配が上がります。

しかしこれは「『土遁の術』の効果時間中(24秒間)、範囲内に常に敵がいる状態」でなければ実現しないダメージです。

DoTは3秒間に1回ダメージを与えるものであり、仮に『土遁の術』着弾から17秒後に敵が『土遁の術』の範囲外へ出てしまった場合は着弾ダメージ+DoT5回分しかダメージが入りません。もっというと24秒間、つまり8回分のDoTを完走させなければ『雷遁の術』よりもダメージの期待値は低くなります。

ということは、

  • 『土遁の術』着弾から24秒間ずっと敵が移動しない

この条件が満たされなければ『土遁の術』>『雷遁の術』とはいえないわけです。

これ、例えば野良でマッチングしたレベルレやアラルレなんかで常に同じ条件が満たされるでしょうか。

私は全ジョブレベル80までIDメインでカンストさせていますが、経験からいって「無理じゃないかなあ」と思います。ボスの中には一定ダメージを与えると演出が入り、攻撃不可になるものがいますがPTの火力次第でタイミングはまちまちですし、そもそもレベルレなどでは『土遁の術』を敵の攻撃と勘違いして逃げてしまうタンクさんもいるような中で、「24秒間敵を『土遁の術』効果範囲内に留める」を確実にできるか、と私が聞かれたら「できない」と答えます。

そういった不確定要素が多々ある中でわざわざ『土遁の術』にする意味があるか?と考えたら、完走してもDoT1回分の差なのだから全ダメージが一発で入る『雷遁の術』を撃ちます。

その方が確実に全ダメージ分を稼げるし、戦闘中に「あと何秒でボスが消えるから・・・」なんてめんどくさいことを考えずに済みます。「『土遁の術』と『雷遁の術』どちらがダメージが稼げるだろう」と考えるほど火力にこだわるなら、迷ったり考えたりを省いて手を止めずに攻撃し続けられる方法を取った方が絶対に火力は出ます。

単体相手なら『雷遁の術』の理由②1印「0.5GCD」の差が響く

「じゃあ24秒間、8回分のDoTを漏らさず与えられるタイミングなら『土遁の術』で間違いない!」という意見もあるかと思います。

しかしこれについても私は個人的に否定的な見方をしています。

そもそも『雷遁の術』と『土遁の術』は忍者においてのキモ、『忍術』によって発動できるアクションですが結ぶ「印」の数が異なります。『雷遁の術』は2印、『土遁の術』は3印であり、この「何印の『忍術』なのか」が戦闘中に大きく響いてくることがあります。

もう少し詳しく説明すると、忍者の「印」は1回結ぶごとに「0.5GCD」かかります。すなわち1印結ぶのに使う時間は0.5秒です。

ということは、『雷遁の術』は2印=1秒、『土遁の術』は3印=1.5秒になります。忍者は常に『風遁の術』を維持して戦うので、WS(ウェポンスキル)は1回につき2.12秒。つまり『忍術』を2回撃つと仮定したら『雷遁の術』を2回撃ってもWS1回分のGCDで収まりますが、『雷遁の術』1回と『土遁の術』1回だとWS1回分をオーバーするわけですね。もし『土遁の術』を2回撃っているなら3秒もかかります。

「たかが1秒の差でしょ?」と思われるかもしれませんが、忍者にとって1秒は軽視できません。

忍者は『だまし討ち』中に爆発的な火力を出すスタイルのジョブであり、『だまし討ち』15秒間の間にどれだけ強力な攻撃アクションを使えるかが火力のキモになります。そして戦闘中にはコンボの途中に『だまし討ち』を発動し、15秒間という限られた時間の中に『忍術』やその他のWSを可能な限りねじ込んでいくタイミングも何度も巡ってきます。

何も考えずに『忍術』2回、『天地人』1回、『影牙』1回、と撃っていると「0.5GCD間に合わなくてコンボの入力受付時間が終わってしまった」となりかねません。そのために戦闘中、要所要所で0.5GCDの調整を行うことになりますが(私も零式では実際に調整しながら戦っています)、『雷遁の術』2回なら『だまし討ち』中に全部入ってコンボもつながるけれど『雷遁の術』+『土遁の術』だとうまくいかない・・・そういった事例が起こってきます。

コンボが途切れれば損失するダメージ量は『土遁の術』>『雷遁の術』=威力100差の比になりません。

さらに一度起こったGCDのロスやずれはコンテンツを通して響くため、上記の例でなくてもGCDが噛んだ時に「いつもここで攻撃を入れることができているから」と粘ったら本当は自分のGCDが0.5秒遅れていて攻撃を避けきれず死んでしまった、となることもあります。これは高難易度コンテンツで「詰め」を行う際に求められるような非常に感覚的な話でもあるので、

  • 「別にそこまで緻密な組み立てが必要なコンテンツに行かない」
  • 「高難易度コンテンツに挑戦する予定はないから適当でいい」

という方もいるかと思います。

火力にあまり頓着がなく、将来的に高難易度コンテンツに挑戦する予定も絶対にないのなら単体相手に『土遁の術』か『雷遁の術』かなんて適当でも構いません。『土遁の術』と『雷遁の術』の差なんてそれくらいだし、ぶっちゃけ間違えて『火遁の術』を撃ってたってIDならほとんど支障ないです。

ただ、重ねて言いますが完走できるか否か、GCD管理のしやすさの面から私は『雷遁の術』を推しますし「『土遁の術』と『雷遁の術』どちらがダメージ効率がいいだろう?」と考えるほど火力を出すことに熱心ならあらゆるコンテンツを通して『雷遁の術』の方が安定するし、使い勝手もいいです。

しかし高難易度コンテンツまで視野に入れるとなればGCDの調整・管理はIDなどに比べてかなり高い精度を要求されるため、コンテンツ全体を通した組み立てをせずに使った場合「『だまし討ち』中に『影牙』が入らなかった!」「あっ『土遁の術』設置から10秒で敵が動いちゃった!」などの致命的ミスが連発するリスクが上がります。もし『土遁の術』に気を取られて『だまし討ち』のタイミングがずれてしまったなら忍者の真価が発揮できなくなってしまいます。

ミスやGCDロスをいかに減らすかが高難易度コンテンツでクリアラインを超す火力を出すためには非常に重要なので、安定感の面でも『雷遁の術』をおすすめします。

単体相手なら『雷遁の術』の理由③実際の火力トップ層は『雷遁の術』

駄目押しになりますが、実際の零式で忍者トップ層の方の戦闘ログでも『土遁の術』は戦闘開始前の設置以外使っていません

これは現在の最新零式、エデン再生編零式4層後半でトップ層の火力を出している忍者の戦闘ログです。一番右の数字がヒット数なのですが、いずれも6~7回=完走していない回数となっています。DoT完走前提で『土遁の術』をスキル回しに組み込んでいるならこんな中途半端なヒット数にはなりません。

零式などのエンドコンテンツでは忍者は戦闘開始前のカウントであらかじめ『風遁の術』を使った後『土遁の術』を敷いておき、『かくれる』で忍術のリキャストをリセットして『水遁の術』の印を結び、戦闘開始カウント0で『水遁の術』を着弾させる、という流れがデフォルトです。つまり上記の戦闘ログにある6~7回のヒット数というのは、戦闘開始後に事前に敷いてあった『土遁の術』へMTが誘導を行ったために完走していないのだとわかります。

何より、火力を出すことに最も研究熱心ともいえるエンドコンテンツのトップ層が『土遁の術』の印をコンテンツ通して1回しか結んでいません

もし『土遁の術』を多用する回しが『雷遁の術』よりも効率的であればトップ層の傾向は変わってくるはずですが、少なくとも現時点では単体相手に『土遁の術』を多用するより『雷遁の術』の方が総合ダメージが稼ぎやすい、ということです。

単体相手に『土遁の術』を使うと効果的な場面は・・・

これまで説明してきたもろもろの理由で、私は単体相手に『土遁の術』を使う有用性は低いと考えます。

ただし最初に言ったように「状況次第で」活きる箇所もあるにはあるので、理論的な裏付けがある前提で「ここは絶対に『土遁の術』の方がダメージが稼げる」と確信があれば『雷遁の術』よりも『土遁の術』を優先するのはアリ、と思います。

例えばアライアンスレイド「クリスタルタワー:シルクスの塔」のラスボス、始皇帝ザンデは戦闘開始から一定時間が経過すると玉座へと退きます。その後はギミックの処理で殴れない時間になるため、戦闘開始直後に『土遁の術』を敷いても後のGCDずれには影響しません。こういった「慣れているコンテンツ」「確信が持てるコンテンツ」で『土遁の術』の可能性を試してみるのは試みとして面白いです。

【結論】単体相手なら基本的に『雷遁の術』でいい

ということで、単体相手への『雷遁の術』VS『土遁の術』どちらがいいのか、に関してはいち忍者として『雷遁の術』を推奨します。

それと、冒頭で挙げさせていただいた記事に対する私なりの回答になりますが(ロドストに返信するには記事内容全部含むと長くなり過ぎるのでごめんなさい)、

~雷遁の方が1秒あたりの威力は優れていることになります。
ですが~2印でも3印でも1戦闘あたりに撃てる忍術の数は変わらないはずなのです。
なので比べるべきは雷遁と土遁の秒間威力ではなく、雷遁の代わりに土遁を選んだことで生まれる「0.5秒で威力100」という数値が、それ以外のGCDアクションと比べて強いのか弱いのかを考えるべきではないでしょうか。

引用:Hekomi Unbalance 日記「教えて!単体土遁のホントのところ」 | FINAL FANTASY XIV, The Lodestone

これについては同意しつつも私の考えは少し違います。

確かに1秒あたりの威力や各アクションの威力を把握しておくことは総合的なダメージを考える上で非常に大切で、強力な攻撃をしっかり撃ち込んでいくことで瞬間的なDPSは上昇します。しかしコンテンツ全体を通して考えるならば各アクションの中で「どれが強いのか」を検討するよりも、「いかにGCDを腐らせないか(攻撃していない時間を作らないか)」「ギミックに対してGCDをピッタリ噛み合わせられるか」を検討した方が結果的に火力は出ます。

注視すべきはアクション単体の威力・ダメージ量ではなく、コンテンツの戦闘時間全体を通した全アクションの合計威力・ダメージ量です。

それが②で説明したGCDに関する内容であり、「0.5GCD(0.5秒)をどう扱うか」、その流れを考える上で『土遁の術』よりも『雷遁の術』を推します。

もっとも、今後アップデートや新たなスキル回しの考察などで『土遁の術』の有用性が発見されればそれぞれのアクションの立場は変わるかもしれません。が、少しでも火力にこだわって安定したDPSを出したい、いずれは忍者でも高難易度コンテンツに挑んでみたい、ということなら今のところは『雷遁の術』主体に組み立てを行うことをおすすめします。

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コメント

  1. さうぽ より:

    殴れない時間に印を結んだ場合の説明が欠けているように思います。ザンデを例に挙げているあたり、理解した上で敢えてそう書かれたのかもしれませんが…
    それでも、再生編四層後半だけを引き合いに出して「トップ層はコンテンツ中に土遁を使わない」と言い切ってしまうのは如何なものかと。使います。例えば再生編三層の上位数名のログをご覧頂ければ分かるかと思います。
    判断が難しい場合には雷遁でいいという主張については同意しますが、誤解を招く表現は避けるべきかと思います。

    • 管理人 より:

      コメント、およびご指摘ありがとうございます。誤解を招きかねない表現となっていた点について、申し訳ありませんでした。
      「殴れない時間に印を結んだ場合」についてのご指摘に関してその通りと思います。該当部分を誤解を招かない表現になるよう修正しておきます。

      記事の意図としては「総合ダメージで勝る」という一点のみを見て「土遁の方が強い」と一概に言い切れるものではない、と伝えることが主旨であり、
      ご指摘の内容のように例外的に使用する場面はありますが、再生零式3層も含め非常に限られた条件下であるのも事実です。
      使用するタイミングが限定的かつ忍術のリキャストを考慮した回し調整が不可欠である以上、上位層の回しの研究や自身の組み立てへの深い理解が欠かせない部分でもあります。
      ただ、私が散見してきた事例の中には詰めに至る前(練習PT)の段階にいる方でも雷遁は撃たない、ボスが消える直前の天地人でも土遁を敷く、といったことがありましたので、
      火力を出すのならまずは雷遁を軸とした基礎的な回しを身につけ、その上で土遁を使って火力をさらに底上げしていくことを考えて欲しいという思いで該当箇所の表現となっていました。

      最高火力を突き詰めていく上で土遁の有用性がある点については私も承知していますので、ご指摘内容を踏まえて表現の変更・追記を行います。
      また、再生零式3層の事例についても取り上げさせていただきます。具体例を挙げての丁寧なご指摘・ご意見ありがとうございます。

      • さうぽ より:

        ご返信有難うございます。
        記事の主旨として詰め段階の話をされている訳ではないことは承知しておりましたが、揚げ足取りの形となってしまいましたこと、お詫び致します。
        私自身、無暗に土遁を選択する方を目にする機会は少なくありませんし、記事中のような情報を発信して頂けることは大変に意義深いことであると思っています。
        今後の投稿も楽しみにしております。改めて、不躾なコメントであるにも関わらず迅速かつ丁寧にご対応頂き、有難うございました。