この記事ではFF14でデータをバックアップしておく方法についてまとめています。
先日パソコンを熱暴走で壊してしまったんですが、データのバックアップを取っていなくていろんなデータが吹っ飛び、プレイ環境を大雑把に元に戻すまでで5~6時間近くかかりました。という教訓、反省も兼ねて、データは定期的にバックアップを取っておかないとダメです。こまめにやりましょう。
なお、簡単にできるバックアップの方法は大きくわけて「サーバーバックアップ」と「コンフィグバックアップ」の2つがあるので、順番に紹介していきます。サーバーバックアップについては下記の公式ブログでも解説されています。

目次
キャラクター選択画面からサーバーバックアップを行う方法
キャラクター選択の画面で、右上の方に出ている歯車マーク。ここからバックアップを行います。
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「キャラクター作成」の右横に出ている上の歯車マークが「クライアント共通設定データ」のバックアップで、その下に表示されているプレイヤーマークと歯車マークが一緒になっている方は「キャラクター設定データ」のバックアップです。アイコンが白になっていればすでにバックアップされたデータがあることを示します。
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![]() |
クライアント共通設定データのバックアップ |
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![]() |
キャラクター設定データ |
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この2つは保存する内容が異なるので、両方必ずバックアップを取っておきましょう。
「クライアント共通設定データ」のバックアップ内容
「クライアント共通設定データ」のバックアップ対象は以下の通り。
- ディスプレイ設定
- サウンド設定
- 入力デバイス設定
- カラーテーマ設定
- その他設定
- アクセシビリティ設定
- 共通マクロ
ざっくりいうと、ゲーム内の「システムコンフィグ」にあたる設定部分です。
「キャラクター設定データ」のバックアップ内容
「キャラクター設定データ」のバックアップ対象は以下の通り。
- キャラクターコンフィグ
- HUDレイアウト
- ホットバー
- ギアセット
- キーバインド
- ログフィルター
- キャラクターマクロ
- その他
- ソーシャル
カメラの設定やHUD、ホットバー、ギアセットなどは「キャラクター設定データ」に含まれます。大まかにいえばゲーム内の「キャラクターコンフィグ」を中心に、キャラクターごとの細かい設定が含まれている感じです。
バックアップデータをアップロードする手順
歯車マークのどちらかを押すと、こんなポップアップが出るので「進む」を押しましょう。
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「クライアント共通設定データ」でも、「キャラクター設定データ」でも、表示される画面はほとんど同じです。
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この画面になったら、下の方に表示されている「アップロード」を押すだけ。
環境にもよるかもしれませんが、アップロード自体は数秒~数十秒で終わります。バックアップを取ろうとしたら何時間も固まって動けなくなってしまった!なんてことにはならないので、「ログインする前にちょっとバックアップ取っておこうかな」くらいの気持ちで手軽にデータを保存しておけます(ただしバックアップを取れるのは23時間に1回)。
バックアップデータをダウンロードする手順
バックアップしてあるデータがあれば、「ダウンロード」から保存したデータを取り出せます。
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参照元にはバックアップを取った日時も表示されるので、ダウンロード前に「Backup Date」の日付を確認しましょう。
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アップロード同様、ダウンロードも数秒~数十秒程度のごく短時間で完了します。データのダウンロードが完了すれば、「バックアップデータを◯◯のキャラクター設定データに適用しました。」と表示が出ます。
「ダウンロード」と「復元」の違いについて
ちなみに、バックアップを取る時には「アップロード」「ダウンロード」のほかに「復元」という選択肢も一番右に出てきます。
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ですが「復元」は通常なら使う必要はありません。
データを保存してバックアップを取ることと、バックアップしたデータを取り出すことは「アップロード」と「ダウンロード」だけで行えます。
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「復元」を使うのは「ダウンロード」を行った際に何かトラブルが発生した時です。
「ダウンロード」を行うとバックアップしてあったデータを現在のデータに上書きすることになりますが、ログインしてみたらおかしくなっていた、という可能性も0ではありません。また、バックアップしてあったデータを適用したけど「使わない方がよかったなあ・・・」「間違えてとんでもなく古いデータをダウンロードしてしまった!」なんて時にも元に戻せます。
ランチャー画面からコンフィグバックアップを使う方法
PCでプレイしている場合、FF14はランチャー画面からもバックアップができます。
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表示位置は使っているランチャーのバージョンによって違うかもしれないので、歯車マークを探してください。
「ゲーム画面からやるバックアップと何が違うの?」
という疑問については、
- サーバーバックアップ → FF14のサーバーにデータを保存する
- コンフィグバックアップ → パソコン内や外部ストレージにデータを保存する
こんな感じで、要は「データをどこに保存しているか」くらいの差です。
強いて言うならサーバーバックアップと違い、「1回バックアップしたら23時間はバックアップを取れない」という制約はないので、設定を変えたらこまめに保存しておけます。
データをバックアップする手順
コンフィグバックアップでデータを保存したい時は、ランチャー画面から「コンフィグ」を開いて「保存データのバックアップ/復元」を使います。
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「起動」ボタンを押すとこんな画面になるので、
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「バックアップ」を選んで保存先を指定しましょう。
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こちらもバックアップは数秒~数十秒程度で終わります。
保存されたデータも私の環境では124KBとかなり小さな容量なのでオンラインストレージに投げるだけでもいいですし、1GB以下のUSBメモリでも十分。今は1,000円以下で32GBのUSBメモリが買えるので、PCでプレイしているなら念のためバックアップを取っておくと安心です。
バックアップしたデータを使う手順
バックアップしたデータを呼び出す際は「復元」を使います。
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サーバーバックアップの「ダウンロード」にあたるのが、コンフィグバックアップの「復元」です。
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作業を行う前には、「復元」ボタンの上にある「バックアップしたデータの方が古い場合は上書きしない」のチェックを外しておきましょう。
「サーバーバックアップ」と「コンフィグバックアップ」どっちがいい?
コンフィグバックアップのようにPC内部や外部ストレージにデータを保存する方法は、PC本体が壊れたり、外部ストレージ(USBメモリや外付けHDDなど)を紛失した場合にせっかくバックアップしたデータもなくなってしまいます。また、外出先でバックアップしたデータを使いたい、という時もあらかじめバックアップを取ったUSBメモリなどを持参しなければいけません。
一方、サーバーバックアップはデータがFF14のサーバーに保存されるので上記のようなトラブルは起こりにくく、自分でデータを持ち歩く必要がない点もメリット。ネカフェに行ってFF14をプレイする時もサーバーからデータをダウンロードするだけで良し。
手軽さでいえば「サーバーバックアップ」>「コンフィグバックアップ」です。
とはいえ、FF14のサーバーに保存しておいても何らかの事故でデータが破損・紛失する可能性は0ではありません。このあたりは「どちらの方法でバックアップを取っても万一のトラブルは発生する可能性がある」ので、リスク分散の意味でもサーバーバックアップとコンフィグバックアップは両方行っておきましょう。