「MiniTool Partition Wizard」でパーティション分割

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パソコンの熱暴走ご臨終以来、データを安全に取っておくための方法をいろいろ模索中です。

前のPCの頃からバックアップ用として使ってきたI-O DATAの「超高速カクうすLite」(1TB外付けHDD)は奇跡的に生きてたのでまだ使えてるんですが、さすがに4年使っててそろそろ寿命かもなので偶然安く手に入れられた「SSPG-USC500NB」(外付けSSD)も新しく増設したり。

熱暴走時につないだままになっていてもデータが生きてた+4年使えてる実績があるのでI-O DATAの外付けHDD・SSD信頼してるんですよね。今も2台とも現役ですが、保険はかけておくにこしたことはないので「パーティション分割」も試してみることにしました。

ずーっと昔に一度やったことあったんですけど、ソフト使ったらだいぶ楽にできたので興味あればやってみる価値あるかも。

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「パーティション」の必要性~データの安全性強化

「パーティション」はHDDやSSDの中に疑似的な仕切りを設け、データを保存する場所を分割する処理です。

例えば今の環境だと、

  • Cドライブ:SSD250GB
  • Dドライブ:HDD1TB
  • Gドライブ:HDD1TB

がデータの保存に使っているドライブでCとDは内蔵、FとGは外付けHDD/SSDです。

基本的にはよく使うソフトをCドライブやDドライブに入れて、画像や動画などのデータは外付けストレージに保存しています。これだけでもある程度データの仕分けはできますが、ここからさらにパーティション分割を行えば今の環境はそのままに「Hドライブ」を疑似的に増設できます。

例えばDドライブを500GBずつで2分割すれば、HDD500GBのDドライブとは別にHDD500GBのHドライブが新たに生まれます。

イメージとしては上図のような感じ。左図は1TBのHDDと500GBのHDD、右図は500GBのHDDが3つPCの中にあります。1TBを半分にしてそれぞれ違うドライブとして認識させるだけで使える容量そのものが増えるわけではないですが、物理的に外付けSSDやHDDを増設しなくてもデータ内に仕切りを作るだけで「別のドライブ」としてPC内では認識されるわけです。

パーティションを作るメリット:データの安全性強化

データを保存できる容量が増えるわけでないなら、パーティション分割しなくてもフォルダをたくさん作れば良いのでは?という疑問もありますが。

パーティション分割を行う最大のメリットはデータの安全性が高まるということ。

パーティション分割によってドライブを別々にわけておけば、いずれか1箇所に不具合が生じたとしても他のドライブのデータは損傷を免れる可能性が高くなります。物理的な外付けストレージでイメージするとわかりやすいですが、2台のHDDをPCにつないでいて1台を落としデータが消えてしまった!となっても、もう1台は無傷で残ります。パーティション分割を行っておけばこれと同じような状況をPC内部で疑似的に再現できるということです。

先ほどのイメージでいうと、1つのドライブ内に複数のフォルダを作成してデータを分割保存している状況は左図。パーティション分割を行った後が右図です。左図のHDDで何らかのトラブルがあった場合は全体のうち2/3程度のデータが損失するリスクがありますが、右図なら1/3程度の損失で抑えることができます。

パーティション分割は絶対にしなければならないものではありませんが、データを安全に保存しておくことを考えるなら保険として有用です。

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「MiniTool Partition Wizard」インストールの流れ

ということでパーティション分割をしてみましょう。

今回はテスト用に昔使っていた古いUSBメモリを引っ張り出してきました。容量4GBというもはや最近では買えない骨董品レベル。今はもう64GBでも1,000円で買えるんだからすごいですよね・・・昔は4GBもそこそこ高かったんだけど進歩したなあって感じるところ。

パーティションの方法については「MiniTool Partition Wizard」という専用のソフトを使います。

無料パーティション管理ソフト - MiniTool Partition Wizard 無料版
世界中に認められている人気最高の無料ディスクやパーティション管理ソフトウェア。必須機能はすべて備えており、Windows 10/8.1/8/7/Vista/XP上のディスクやパーティションの操作ニーズを安全且つ素速く満たします。

公式サイトで無料版が配布されているので試用にもってこいです。特に会員登録とかもいらないし。


©MiniTool Software Ltd. All Rights Reserved.

ダウンロードしたらセットアップを開始します。


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ちゃんと日本語でインストールできるのであんまり迷う要素はないです。


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「許諾契約書」をクリックするとページが開いてソフトの使用に関する注意事項がざっと表示されます。

 


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英語ですがブラウザの翻訳機能でざーっと目を通すだけでもなんとなく意味はわかるかなと思います。

無料版は個人利用・非商用に限ることと常識的な使い方をすること、あとは例えばソフトの使用でデータが破損したりしても責任は負えません、という感じの内容です。データを扱う以上、ソフトの使用の有無に関わらずトラブルで消えたりするリスクはどうしてもつきまとうのでこのあたりは自分で責任を持ってバックアップを取っておいた方が安心ですし、文章の内容も一度は自分で確認しておくことをおすすめします。


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インストール先についてはデフォルトでもいいと思いますし、支障がない範囲で好きなところへ。


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インストール・セットアップが終わったら「完了」を押して「MiniTool Partition Wizard」を起動します。


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起動するとこんな画面に。直感的な見た目なのでパッと見ただけでもなんとなく構造はわかりますね。

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「MiniTool Partition Wizard」ファイルシステム変更方法

パーティション分割の前にちょっと作業を。

「MiniTool Partition Wizard」を起動した時に気づいたんですけど、外付けHDDと試しに引っ張り出したUSBメモリはファイルシステムが「FAT32」だったので。


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データの保存は問題なくできているからFAT32でもいいんですが、「NTFS」の方が新しい規格でいろいろ優秀になってるんですよね。USBが2.0から3.0へ、Bluetoothが2.0から5.0へ進化してきたのと同じようなイメージで、大容量のデータを扱えたりデータ損傷・損失のトラブルにも強いから基本的にはNTFSにフォーマットしておくと良いのかなと。古いOSやMACはFAT32の方がいいケースもあるようですが私は持ってないので。


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「MiniTool Partition Wizard」はファイルシステムのフォーマットが簡単にできるみたいなので、試しにやっておきました。


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「パーティションのラベル」の部分が「TOSHIBA」になっているのはUSBメモリが東芝製だからですね。ここも自由に変えられるから、動画素材用のドライブを専用に作りたかったら「MOVIE」とか付けちゃうのもわかりやすいのかも。「クラスタサイズ」の指定もありますがここは不適切なサイズをうっかり選択してしまうとデータの処理に悪影響が出ることがあるので「デフォルト」のままで。

「パーティションをフォーマットするとパーティションのデータが破壊されます!」とやや物騒な警告が出てますが、これは要するにフォーマット(=データの初期化)をすると保存されているデータは消去されます」という意味です。別にUSBメモリそのものを破壊します!みたいなことではないので、消えていいデータが入ってるだけなら大丈夫。


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USBメモリが古いもので4GBと小さいからかもしれませんが、フォーマットは1分もかからずかなりサクサク終わりました。

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「MiniTool Partition Wizard」パーティション分割の方法

さて本題。パーティション分割をやってみます。


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各ドライブを選択した状態で右クリックするとメニューが表示されるので、「分割」を選びます。左側に並んでいるメニューにある「パーティション分割」を選んでもOKです。


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左右に設定されたパーティションはスライドして変更できるのでサイズは柔軟に決められます。


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「OK」を押すと「MiniTool Partition Wizard」の画面上ではパーティション分割が行われた状態が表示されますが、まだ処理は実行されていません。言わばプレビュー状態であり、左下の方には「保留中の操作」として先ほど指定したパーティション分割が表示されています。


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ここで「適用」を押してはじめてパーティション分割の処理が始まるので、もしやり直したければ「取り消す」を選びます。


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「OK」を押すと処理が開始。


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4GBの小さいUSBメモリでパーティション分割をしたところ、2~3分で全て終わりました。

確認してみるとUSBメモリのもともとのドライブFに加えて、ドライブHが新たにできています。


FとHそれぞれのドライブに画像を保存してみたところ、正常に動作している様子。パーティション分割はかなり簡単かつ安全にできました。プレビューを経てから実行するか選べるのはデータに関わる処理としては安心感があります。

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「MiniTool Partition Wizard」パーティション結合の方法

あとはパーティション分割したところを元に戻せるかが重要な部分。

パーティション分割後にいざ容量が足りずシステムが不安定になったり動作が重くなったりしたら、パーティションを結合させて元に戻す必要があります。ということで左メニューの「パーティション結合」もしくは右クリックして出てくるメニューから「結合」を選びます。


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まず出てくるのは「拡張の対象」の画面。上のSSではドライブFが選択されています。

ちょっとわかりにくいですが、「拡張の対象」とは「パーティション結合の大元となるドライブ」のこと。つまりパーティション結合を行う際にはドライブFが大元となり、他のパーティションをくっつけて(結合させて)いくことになります。


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「次へ」を押すと「結合の対象」を選ぶ画面に切り替わるので、ここで「拡張の対象」に選んだドライブに結合させるパーティションを選びます。今回は一度パーティションで仕切って分割したドライブFを元に戻そうとしているので、パーティション分割によって分離したドライブHを選択します。

下の方に表示されている「結合されたパーティションの内容」は変更が可能で、ここに入力した文字列がパーティション結合後にフォルダ名に使われます。


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「完了」の後に「適用」を押せば処理が実行されます。

処理が終わってから確認してみると、ドライブHがなくなってドライブFだけになっていました。

ドライブFを開こうとしたら「アクセスする許可がありません」と出ましたが「続行」で開けたので問題なし。

中を確認してみたところ、ドライブFに入れてあった画像はそのままでしたがドライブHにあった画像は「結合されたパーティションの内容」としてフォルダに入っていました。ここは自由に名前を変えられるので「ドライブHの内容」のように書き替えるのもアリですね。結合を行う両方のパーティション内にデータが保存されたままでもパーティション結合ができるのは非常に便利です。

「パーティション分割」は使い方によっては有用

「パーティション分割」がこれだけ簡単にかつ安全にできるなら幅広く活用できるかな、という感触です。

1TBを10GBずつ輪切りにしていくような使い方だとかえってファイルの管理がしにくくなって有用性に欠けますが、OSがインストールされているためにトラブルが起きやすいCドライブをパーティションで切っておくことでデータ損失に対する保険をかけるなど、データを安全に管理するための効果的な選択肢の一つといえますね。

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